イム・ユンチャン ピアノリサイタルに行ってきました
- 安藤佳代
- 2024年2月11日
- 読了時間: 2分
あんどうピアノ教室 安藤佳代です。
今日はイム・ユンチャン ピアノリサイタルに行ってきました。
お名前からも想像がつくと思いますが、韓国のピアニストです。2022年、ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールで史上最年少の18歳で優勝しその名を知らしめました。
今回はオールショパンエチュードという素晴らしすぎるプログラム。ステージに登場してまず3つの新しいエチュード3曲を弾き始めます。もう、その時点で、ホール中の観客が息を飲みます。そして、その後Op10のエチュード12曲。
後半はOp25のエチュード12曲。
とにかく音が美しくて…。一音たりとも聴き逃すことなく奏でている事が伝わります。有り余るテクックを披露しつつ、豊かなダイナミクスで曲ごとの表情の違いも見事に表現されおり、曲の背景や踊っている人の姿などまで浮かびます。ショパンの曲の中には主なメロディー以外にかくれた旋律があると言われますが、それらも見事に聴かせてくれました。圧巻の演奏に演奏後はスタンディングオベーション歓声の嵐。私も思わず立って拍手してしまいました。
アンコールはショパンのノクターン20番(遺作)とショパン編曲のベッリーニの歌劇「ノルマ」より清らかな女神よ というアンコールまでショパンづくし。
今回初めて聴いたイム、ユンチャンの演奏ですが、本当に素晴らしく、今後も来日の度に聴きにいきそうです。
また何よりピアノの音の美しさを身に染みて感じ、やはり、目指すべきものは美しい音と豊かな表現だなぁと再確認した時間となりました。



コメント