
スタニスラフ・ブーニンのリサイタルに行ってきました
- 安藤佳代
- 2024年1月8日
- 読了時間: 2分
あんどうピアノ教室 安藤佳代です。
今日は本来はレッスンの曜日ですが、祝日でお休みをいただき、スタニスラフ・ブーニンのリサイタルに行ってきました。
ブーニンといえば、若干17歳でロンティボー国際コンクール、19歳でショパンコンクールを優勝し、一世風靡した人気のピアニストです。闘病のため、一線から退いてから9年、1待ちに待った復活、10年ぶりのリサイタルです。
杖をついてゆっくりとピアノに進むブーニン。
足の長さが変わってしまい、左足はかなりの厚底の靴。それでも、またこうして帰ってきてくれた事に感謝です。ピアノはファツィオリです。
1曲目ショパンのノクターン第5番を弾き始めた時、その美しい音色に吸い込まれます。その後も甘美なメロディーをうっとりと歌い上げます。
休憩後のシューマンの色とりどりの小品、そして、メンデルスゾーン無言歌から「甘い思い出」、ピアノの音色はこれほどまでに甘く優しいものなのか…とつくづく感じました。
スタンディングオベーションの後のアンコールは、ショパンのマズルカOp.67-2とバッハの「主よ、人の望みの喜びよ」の2曲。これぞ、天上の響きと言えるのではないでしょうか。美しすぎます。2024年初のコンサート、本当に素晴らしいリサイタルでした。



コメント