亀井聖矢さんのリサイタルに行ってきました
- 安藤佳代
- 2023年5月29日
- 読了時間: 2分
あんどうピアノ教室 安藤佳代です。
今日は、午前中レッスンした後、亀井聖矢さんのリサイタルを聴きに行ってきました。
亀井聖矢さんを知るきっかけは、4年前のピティナコンペティション特級グランプリ、また、同年に日本音楽コンクール第1位どちらも受賞された時からでした。
京都や奈良でもリサイタルをされ、そちらも聴きに行っていたのですが、テクニックはもちろんの事、音の美しさ、表現力の豊かさに感動したものでした。
その時から4年、数々の国際コンクールでの入賞、また、ロンティボー国際コンクール第1位という快挙を成し遂げ、今回はその凱旋ツアーの初日でした。
前半はショパンの作品から、マズルカ、ファンタジー、そしてアンダンテスピアナートと華麗な大ポロネーズ。若さ溢れるも素晴らしい音の響きと表現に魅了されました。
後半は、オーケストラの作品をピアノソロにした作品、らゔかのラ・ヴァルス、亡き王女のためのパヴァーヌ、そして、ストラヴィンスキーのペトルーシュカからの3楽章。超絶なテクニックから生み出されるピアノの音とは思えない多彩な音の響き、ダイナミックな低音、キラキラした高音、スケールの大きな演奏にホール中が包まれました。
アンコールはリストのラ・カンパネラとバラキレフのイスラメイ。共に十八番なのでしょう。どちらも大変なテクニックを要するのですが、いとも簡単そうに軽やかにピアノの音を操りながら楽しんで弾いているかのような様子に、ただただ息を呑むばかり。圧巻の演奏、本当に素晴らしい演奏会でした。
ピアノってやっぱりいいですね。
しみじみそう思います。



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