古海行子さんのリサイタルへ行ってきました

あんどうピアノ教室　安藤佳代です。

今日は、なかなか関西では聴くことができない古海行子さんのリサイタルに行ってきました。

古海さんは、ショパンコンクールに2連続で出られていて、セミファイナリストにもなられた方。他にも色々なコンクールで入賞されている方なのです。以前から小柄な日本人の女性ながらダイナミックな演奏をされる方だなぁ〜と興味を持っていました。

今回は、CD発売記念のコンサートとして開催され、前半はバッハのイタリアンコンツェルト、シューマンの謝肉祭　そして、後半はリストの愛の夢とソナタというプログラム。

静まり返った会場の中で、多彩な音の響き、重厚な音から可憐な音、甘い音色まで自由に操って弾いている、素敵な演奏でした。謝肉祭はリストによって初演された作品で、20曲もの性格の違う曲を見事に表現していました。リストのソナタは初めの1音から気迫の感じられる素晴らしい演奏でした。華奢で小柄な可愛らしい古海さんからは想像がつかないような演奏、アンコールはドビュッシーの月の光でしたが、まだまだ聴いていたかったコンサートでした。

世界で活躍されている若手の日本人ピアノニストが大勢出てきています。時間をやりくりして聴きに行かないと！もっと関西でもコンサートを行ってほしいですね。